解析事例詳細

SPH粒子法によるミクロ組織の解析

概要

   ミクロ、ナノ物体の固体解析をおこなう場合、解析物質を質点集合としてモデル化することが優位に働く場合が多々あります。
   例えば、複雑 な分布をしめす結晶組織でも、質点単位でモデル化するSPH粒子法なら比較的容易にモデル化することができ、ミクロ破壊・結晶変形といったミクロ組織における力学挙動を、精度よくシミュレーーション・解析することができます。さらに、サブミクロン、ナノ領域の物質挙動との連成化も、質点力学を共通の基本理論としているため、他の手法に比べて扱いやすくなることは明らかです。
   サブミクロン、ナノといったミクロ組織以下の解析を、質点モデルで行う事例は、まだ極めて限られていますが、今後、材料開発等 さまざまな展開が行われることを期待しています。


金属顕微鏡写真等の映像を活用したミクロ組織レベルの解析

組織写真1ピクセルを1粒子(3値)に変換
(粒子寸法 :1μm、粒子数:35,325)


ミクロ組織レベルの弾性解析

組織の左右に、一定の速度(V=1m/s)で引張る力を加えた時に組織内に発生・伝播する弾性波と応力集中の解析


黒鉛結晶粒とその周辺に生じたμmレベルの破壊解析

Mises応力>クリティカル値(100Gpa)を想定


動画(黒鉛結晶粒とその周辺に生じたμmレベルの破壊解析)
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